『驢庵』再生プロジェクトについて
『驢庵』再生プロジェクトについてのHPを公開しました
備中高梁駅から北の方向に約 1 キロ、中之町と呼ばれる町筋に松山藩の教育発展の場であり、当時学頭である山田方谷により再建された「有終館」の跡地(現、高梁幼稚園)があります。
その有終館跡地の隣に重森三玲氏作庭の秘蔵の庭?とされる「東民子家庭園」があります。
この場所を起点にして 45°左側を見れば備中松山城を山頂に頂くおしろやまがそびえ、また 45°右側には小堀遠州初期の作庭といわれる大刈込で有名な頼久寺があるわけです。
この位置関係を上空から見たとき、その3点を線で結ぶとちょうど三角形が生まれる位置関係となります。
しかしその場所にある東民子家庭園は現在、WEB 上においても存在自体が「不明?」表記、「未公開」表記とされていて現存すら怪しい状態にあると記されています。
重森三玲氏といえば岡山県吉備中央町出身でモダンな庭園づくりで知られる昭和を代表する作庭家、庭園研究家です。
また、この世界において現代最もファンが多い作庭家としても知られています。
今現在、地元岡山においては、6 か所に作品があり、そのすべてが生誕の地である吉備中央町に集約されています。
本プロジェクトの目的
高梁市に重森三玲氏作の庭の復元が実現すれば、それは高梁市唯一無二の三玲氏作品であり、歴史を語る上においても貴重な文化遺産が再現復活されることになります。
高梁市はもとより岡山県全体として鑑みても新たな観光名所としての役割をこの先担ってくれることになることは必至です。
この企画は埋もれかけた文化遺産を世に公開することを前提とし、高梁市の町おこしにより全国規模の集客力 UP、ふるさと岡山活性化のほう助的役割を担うことを目的とするものであります。