茶室調査-建築部-

2024年05月02日

建築部による茶室の調査行いました

計画段階では茶室の庇、中門屋根、腰掛待合の屋根を修復する予定でしたが、せっかくなので茶室内部も一通り調査してみました。

室外は茶室庇(杉皮葺)の状態確認、片持ち梁の頬杖検討。室内は全体として茶室が傾いたりしていないか、畳の状態はどうかなど見ていきました。

調査の途中で天井に点検口があることを発見し、小屋裏を見ることができました!

小屋裏を見ると移築の際に書いたのか躯体にいろはの文字が打ってあったり、

棟には御幣が。

また、点検口すぐ脇に長方形の木端が2枚置いてありました。

ひとつは万延元年、もう一つは文久元年と書かれているように見えます。

茶室驢庵の建築経緯、移築経緯などを追って、これから解読していきます。

畳は大変きれいな状態だったので、復元後お茶会ができたらいいなあと盛り上がりました。