造園工事~景石の復元~ -造園部-
2025年5月12〜14日
この3日間で庭の苔と砂利部分の境界するため写真と慎重に照らし合わせながら、
作業しながらすすめていきます。
このため重森千⾭さんに現場へ来ていただき、
コンクリートの立上りライン、
景石や飛石の修正カ所を直接監修していただきました。
報告書部の所有している写真と、重森庭園設計研究室が所有している写真
さまざまな角度から当時の様子を比較しています。


埋め込みが少ない石などは、土出しの際に高さが変わっていたり、
特に重森三玲は立石を使うので経年で傾いてきたりということが起こります。
また、何より観賞用庭園ではなく茶室の露地としての実用庭園であるため、
人が歩くカ所や蹲踞の周りは大きく傾いていたりしました。
そのようなカ所を一つ一つ手で動かしていきます。


景石の存在感が何よりの見どころなので、
何人もの目で、何回も確認します。
完璧に立て直された景石は圧巻でした。