茶室板壁撤去工事 -建築部-
2025年4月21日
本日は4月の定例会の日ですが、それに合わせて建築部は朝から現場で作業でした。
茶室の外壁についていた板塀の撤去です。
下屋根の切り替わりや、樋の劣化などによって雨水が
適切に排水されなかった場合、水が跳ね返って土壁の足元を劣化させてしまいます。

実際に板壁の裾もだいぶ黒ずんでいたので
おそらく土壁が痛んできたため応急処置として板壁を打っていたのではと
予想していました。
劣化が激しければ土壁も塗り直しになってしまうし、
工事の工程が変わってくるところでしたが


実際にはがしてみると貴人口の面は大変きれいな状態で目立つ変色もない状態でした。
押さえ竹の裏も問題なさそうです。
一方二畳躙口側の壁は下地板をかませて板壁を打っていたため
撤去が複雑になってきます。

また、腰掛待合の一番出ている壁はやはり無事というわけにはいかず、
足元が崩れている状態でした。

予想より全体としてはきれいな状態でしたが、
崩れてしまっている箇所や、劣化が進んでいる竹材については
修繕や交換が必要になってくるのではないかと思われます。
ちなみにこの日作業していた大工さんは
岡山県立大学の卒業生です!
2か月前まで大学院生としてTeam roanの報告書部メンバーでしたが
なんと大工になって再び驢庵へ。
建築部として引き続き、驢庵を見守ります