建仁寺垣の制作-造園部-

2025/10/6 

築山工事と並行して囲いを設置していきます。

茶庭南面は一番最初に作られた、高さ2.7mの「桂垣」です。

その向かいは建仁寺垣と呼ばれる竹垣で、高さは1.5mでした。

割竹を隙間なく並べて面を作るのですが、

竹の太さが均一であったり、曲がっていないものでないといけなかったり、

素材の竹1本1本が重要な建仁寺垣です。

この建仁寺垣、外側から見ると均一な面ですが、

実は路地に入って内側から振り返ると太竹が斜めに貼り付けられています。

これも加工に関して言うとものすごく大変で、

1本はまっすぐ上から下まで通せますが、

クロスしているもう1本は下の竹の円弧にぴったり合う、トンネルのような加工をします。

その仕上がりがどれだけまっすぐ見えるかが、完成度に大きく影響します。

まさに職人技です。

作庭当時はこの1.5mの建仁寺垣が南面を囲っていましたが、

復元後の一般公開を見据えて、路地の入口部分のみ、建仁寺垣で

庭園の中央部分は背の低い竹垣をTeam roanで考案しました。

路地の中にある竹垣の種類も見どころです!